
占いの歴史は非常に古く、人類が文明を持ち始めた当初から占いを活用していたと言われています。
現在でも定番の占術である占星術は紀元前2000年前のメソポタミア文明から活用されていたとされています。
古代では占いで重要なことを決めることも多く、今よりも占い結果は重要に捉えられる傾向がありました。
日本の歴史の中では、邪馬台国の女王 卑弥呼(ひみこ)が占い(鬼道)を行っていたという記述が残されています。
その後も江戸時代や戦国時代など時代ごとに占いは何かしらの形で存在していて、様々な流行が起こってきた歴史と実績があります。
現代式の対面式占い館でもっとも古いのは東京・原宿にある占い館塔里木(タリム)と言われています。
2016年に30周年を迎えていて、占い全体の歴史で見ると新しく感じるかもしれませんが、占い館は占い師の腕で評判が決まるので、代々事業を継承されにくい特性もあります。
対面式の占い館はこれからも入れ替わりを繰り返していくことが予想されます。
近年はネットの普及で口コミで高評価を取れないと生き残れなくなったことと、電話占いの普及によって閉館する占い館やサロンが増えています。
もちろん対面式で人気を集めたり店舗を拡大している人気店もありますが、業界全体では店舗型で生き残るのは以前よりも難しくなり、利用者はネットで話題の人気店の利用に集中するように変わってきました。
将来的には占い館Seleneのような良心的な運営をしてお金を使わなくても楽しめるサロン付きの所はさらに減少していくと予想されてます。
1990年代に登場したNTTのダイヤルQ2で提供されていた電話占いが起源とされています。
90年代では広告を出してプチブームが起こっていましたが、高すぎる鑑定料や悪質業者も参入したことが問題になり、第一次電話占いブームは去っていきます。
当初は個人や小規模業者が電話占いを提供するケースが多かったですが、一部の人気占い師が電話占いで成功すると、そこから信頼できる腕の良い占い師を集めて会社を立ち上げるケースも増えていきます。
2000年代に入るとネットの普及で環境が変化していきます。
電話のみの受付窓口から、Webサイトで受付するように変わっていき、口コミ投稿機能も追加されるようになります。
ネットやSNSの普及で現在のスタイルの電話占いが流行してきたのは2010年前後とされていて、それ以降は急速なペースで需要が拡大しています。
古い電話占いサービスでは創業20年以上を明記しているところもありますが、運営実績の長さよりも在籍している占い師の質を重視されるようになって、ヴェルニ、シエロ、ユアーズなど歴史自体は業界全体で見れば老舗に入らないような所が大手に成長していっています。